引継ぎダンジョン
実は新入社員です。先月に入社したばかり。
というわけで今月は絶賛引継ぎ月間。
…なのですが、これがとてつもない疲労とストレスを伴っています。
現在業務をやっている人に対しての嫌悪感たるや。
もちろん、最初はそうではなかった。好きではなかったけど、嫌悪感までは抱かなかった。
いや、心の底にはだいぶ早い段階であったのかもしれない。
もう、どうしようもなく自分がやっている業務の知識がなさすぎるのだ。
「俺はこう教わった」「そんなこと聞いてない」「俺が考えてこれをやっている」という言い訳と「多分、こうなんだよねー。」「だと思う」というなんかよくわからない自分予測。
そして業務のムダの多さ。
良く見積もって7:3で教えてもらうことが間違えているのだ。合っている3というのはシステムの使い方くらいだろうか。それも曖昧である。
今まで全くやったことのない仕事というわけではないので、大枠は捉えていたのがせめてもの救いでもあるが、最初のうちはその知識が仇となったというか、教わったことが自分が知っている国の決まりとか、日本語とかと違うために何が正しいのかが混乱してしまったのだ。相手は自信満々でこちらの指摘もなんのそのなのだから。
まさしくダンジョン。
ドラクエでもやっているのか、私は。
その呪文は正しいのか?
でもさ、勤怠管理やっていて所定労働時間無視しちゃう計算方法やってるってどうよ?
それをよくダブルチェックもしないで今までやってきたな、会社よ。
質問したらわからないのか数秒黙ってなかったことにするってどうよ?
心の中でラッスンゴレライ流れたよ。
チョットマッテチョットマッテオニイサン。
ナニシトンネン。何回やんねん、それ。
そんな人との接し方、どんどんと失礼になってきてしまっている。
本来、大人としての振る舞いって必要だと思うんです。感情を出しすぎないとか。うまく対応するとか。
頑張っていたんだけど、途中からさすがにそれも対応しきれなくなってしまった。
そこは私の直さなければいけないと思っているところ。
素敵なオトナになりたいのだが。
引継ぎの書類を作ってくれたのはありがたいけど、そこにボールペンで無駄に線を引かれたり、汚い字でコメント書かれたりするのに対してイラっとするのをやめたい。
変な潔癖症なのです。
右から左に受け流したい。
間違っていることを笑って指摘できるくらいになったらもう勇者だ。
キャバクラとかのお姉ちゃんって私にしてみたらほんとに勇者というか神の領域だと思っている。
さて。今日の引継ぎもまた指摘をせざるを得ない内容だった。
そして「来月はフォローするんで」と言われた。
もう何も言えねぇ。
フォローしたのはむしろ私だったぞ。
私が見なかったら社員の給料間違えてたぞ。
という心の声は出ることなく平音ではあったが「ありがとうございます」と言った。
少しは勇者に近づけたかな。